株式会社東陽写場
カメラマン
沼沢杏月さん
卒業生インタビュー
1955年に仙台市で創業し、70年以上の歴史を誇る老舗写真館です。「ご家族の大切な時間を永遠の宝物に」を使命とし、人生の節目に寄り添う「人生の記録場所」を目指しています。
お宮参りや七五三、成人式、ウェディング、そしてシニアフォトまで、世代を超えて何度も通いたくなる温かいサービスが魅力です。高い技術を持つプロが、大切な一瞬の笑顔や気持ちを色あせない美しい写真として未来へ残します。
迷いの中で背中を押してくれた現場経験
- 当校広報担当:
- 学生時代に、印象に残っている授業や先生からの言葉などはありますか?
- 沼沢さん:
-
授業ではないのですけど、2年生の冬に先生のアシスタントとして実際の商業撮影の現場に同行させていただいたことがすごく印象に残っています。
当時は「スクールフォト」と「商業カメラマンのアシスタント」で進路を迷っていて、今の会社に内定をいただいた後も、心のどこかで商業カメラマンを諦められていない時期でした。
そんなタイミングで先生が「実際の現場にアシスタントと来てみる?」と声をかけてくださって、二つ返事で引き受けました。 - 当校広報担当:
- 進路で一番葛藤していたタイミングで!現場はどちらだったんですか?
- 沼沢さん:
- 東京の大きいスタジオで、スチール撮影とCM撮影の現場を見せていただきました! プロの現場の緊張感や熱量を間近で体験できたのは、良い経験でしたね。
- 当校広報担当:
- 進路に迷っていた時期に、実際の現場を見られたことは大きな経験だったんですね。
一緒に悩みながら作り上げた卒業制作
- 当校広報担当:
- クラスメイトとの思い出や“切磋琢磨した瞬間”はありますか?
- 沼沢さん:
-
写真映像科は他の科よりチームで動くことが多く、どこに行くにも誰かしらがカメラを持って来て写真を撮ってくれて、たくさん思い出が写真に残っているので、これ!という思い出を選ぶ方が難しいですね(笑)
でも、特に心に残っているのは、2年生の夏休みにクラスメイトと毎週のように学校に行き、お互いの卒業制作のテスト撮影なんかをやったことですかね。 - 当校広報担当:
- 夏休みを返上して…。スタジオ撮影ですか?
- 沼沢さん:
-
はい!学校のスタジオを使うときは、1人ではなく必ずアシスタントをつけて撮影しなければいけなかったので、毎回同じ友達にアシスタントを頼んでいました(笑)
「ああでもない、こうでもない」と試行錯誤しながら撮影し、今思えば、大変でしたけど楽しかったですね!
理想の作品が完成したときは、2人で大興奮でした! - 当校広報担当:
- 辛いことも仲間がいると、頑張れますよね。
- 沼沢さん:
-
本当にそうです…。上手くいかないことの方が多くて、正直とても辛かった卒業制作でしたけど、その友達のおかげて、最後まで自分の作品に向き合うことができたと言っても過言ではありませんね。
それぞれ得意、不得意がある中で、お互いに遠慮せず「この作品はどのようにして作ったのか」「こういう作品を撮るにはどうしたらいいか」のコミュニケーションを取ることができて、今思い返しても、本当に充実した学生生活でした!
あきらめずに応募したことがつながった内定
- 当校広報担当:
-
そういう仲間に出会えるのも学校ならではの良さですよね!
今の会社から内定をもらったときの気持ちはいかがでしたか? - 沼沢さん:
-
真っ先に思ったのは「一安心だ〜」ですね(笑)
内定をいただいたのが確か、7月から8月に入るくらいの時期で、正直何社も受ける覚悟をしていました。
実は応募の時、新卒の募集はしていなくて中途採用の求人しかなかったのですが、ダメ元で応募してみたら「まずは会社見学をしませんか?」と社長が言ってくださって、インターンを経て入社が決まりました。そんなこともあって、最初から諦めずに応募してよかったなと思いました! - 当校広報担当:
- この業界だと中途の求人も多いですが、ダメ元でも諦めずに挑むことも大事ですね。
一生残るアルバムを任される責任
- 当校広報担当:
- では、初めて仕事を任されたとき、どんなことを考えましたか?
- 沼沢さん:
-
ものすごく緊張しました。入社してすぐ先輩とペアで高校と大学の卒業アルバム制作を担当することになったのですが、その先輩が夏頃に退職されることになって…。
途中から1人で制作を担いました。 - 当校広報担当:
- ええ!?入社1年目で卒業アルバムを1冊ですか?
- 沼沢さん:
-
そうだったんです…。卒業アルバムみたいに一生残るものを自分一人で担当するのは、正直怖かったですね。
「この写真は他の人に見られて嫌な思いはしないかな」「みんなが平等に写っているかな」って、その当時は不安とプレッシャーで押しつぶされそうでした。
声をかけ続けて築いた信頼関係
- 当校広報担当:
- 一生ものだからこそ、その責任の重さも強く感じますよね。入社後、学生時代と比べて、一番成長したと思うポイントはどこですか?
- 沼沢さん:
-
「コミュニケーション能力」だと思います!
昔からどちらかというと人見知りで、初対面の人との接し方が分からずに話すのも苦手でした。入社したての頃は、自分から生徒さんに声をかけて写真を撮ることができませんでした…。 - 当校広報担当:
- そうだったんですね…。どうやって克服していったんですか?
- 沼沢さん:
-
先輩から「声をかけるのとかけないのとじゃ、生徒さんの表情が全然違うよ!」とアドバイスをいただいてから、積極的に自分から声をかけて撮るよう努力しました。その甲斐もあって、生徒さんに心を開いてもらえることが増えてきました。
現場では、どうしても写真に苦手意識がある生徒さんもいるので、最初の頃は撮影を断られていたんですけど、会うたびにめげずに声をかけていたら、ある日笑顔でカメラを見てくれたんです。その時は本当に嬉しかったです…! - 当校広報担当:
- 写真の表情を引き出すためにも、日々の声がけや関係づくりが大切なんですね。
「沼沢さんで良かった」がやりがいになる
- 当校広報担当:
- 今の仕事の「一番楽しい」と感じる瞬間はどんな時ですか?
- 沼沢さん:
-
写真が苦手だった生徒さんが笑顔でカメラに向かってポーズをしてくれた時や、学校に行ったときに、生徒さんが私のことを覚えていてくれて声をかけてくれる時なんかは、すごく嬉しい気持ちになりますね!
あと、生徒さんや先生、保護者の方から「沼沢さんに担当してもらえて良かった」と言っていただけると、「この仕事をやっていて良かった」って心から思えます。 - 当校広報担当:
- 最高の褒め言葉ですね!
知識を味方に、まずは挑戦してみる
- 当校広報担当:
- それでは最後に、業界を目指す高校生に一言メッセージをお願いします!
- 沼沢さん:
-
独学でいいので、あらかじめカメラやライティングの知識をつけておくことをおすすめします。
少しでも知識があると、ニチデに入学してからの授業で出てくる専門用語もすんなり頭に入ってきて、より多くのことを学べると思います。失敗を恐れず、何事もまずは挑戦してみてください! - 当校広報担当:
- 事前の知識が現場での学びを何倍にも深めてくれるんですね。本日は胸が温かくなる素敵なお話をありがとうございました!
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