東洋ワーク
プロダクトオペレーター職
八柳吏一さん
卒業生インタビュー
1976年に宮城県仙台市で創業。人材派遣や業務請負、有料職業紹介などを手がける総合人材サービス企業として、企業の人材確保や雇用課題の解決を支援している。製造業をはじめ、物流、事務、エンジニア分野など幅広い業界に対応し、全国に拠点を展開。人と企業をつなぐサービスを通じて、地域社会や産業の発展に貢献している。
漫画を描きたいと思った原点:『ファイアパンチ』との出会い
- 当校広報担当:
- 漫画に興味を持ったきっかけは、藤本タツキ先生の『ファイアパンチ』だったんですよね。
- 八柳さん:
- はい。高校2年生くらいの時です。
- 当校広報担当:
- 当時は「将来は漫画家として成功したい」という強い意志があったのでしょうか?
- 八柳さん:
- 正直、「漫画家として食べていく」というよりは、とにかく「漫画を描きたい」「漫画が描けるようになりたい」という気持ちが先行していました。職業として目指す一歩手前というか、漫画という表現そのものを勉強してみたいという純粋な欲求が原動力でした。
地元と進路:工業高校から漫画の道へ
- 当校広報担当:
- 「学生のうちにもっとやっておけばよかった」と感じることはありますか?
- 八柳さん:
-
早寝早起きです(笑)もともと規則正しい生活を送るのが苦手で…。
学生時代は親や祖父母と暮らしていたので、多少はなんとかなっていた部分がありましたけど。 - 当校広報担当:
- 家族と暮らしていると、助けられる部分ってやっぱり大きいですよね
- 八柳さん:
-
本当にそうですね。学生時代の頃って、遅刻しても多少は何とかなりますし、他人に迷惑をかけることもそこまでないじゃないですか。もちろん遅刻しない事に越したことはありませんが(笑)
でも、社会人になると当然そうもいかないので、より生活リズムに気をつけないといけないなと感じています。流石に今では慣れてきましたけど、未だに寝不足には悩まされたりします。 - 当校広報担当:
- 生活リズムを整えるのも仕事の内ですもんね。では、実際に入社して最初に感じた“想像とのギャップ”は何でしたか?
- 八柳さん:
- 「あ、社会って意外と怖くないんだなあ」と感じましたね。学生時代には、周りの大人たちから、社会は厳しいだの、大変だのと聞かされてきましたし(笑)
- 当校広報担当:
- 確かに。学校とかでも「社会は厳しいぞ」って、ある種、刷り込まれますよね!
- 八柳さん:
- 自分は工業高校だったこともあって、高校時代の同級生とか友達の多くは就職の道を辿っていったんですよ。自分は専門学校で学ぶ期間があった分、社会に対する不安を抱える時間が、周りと比べて長かったこともあり、必要以上に社会に対する不安や恐怖を抱えていました。
- 当校広報担当:
- 周りがそうだと、余計に不安を感じますよね。
- 八柳さん:
-
はい。でも、いざ就職してみたら、実際はそうでもなく、職場の皆さんは良い方ばかりで。
想像していたような厳しさとか大変さとかはひとつもなかったです。
卒業後の漫画との距離:描きすぎた反動から再スタートへ
- 当校広報担当:
- 卒業してからも漫画は描いていましたか?
- 八柳さん:
- 卒業してすぐは、在学中に描きすぎて「やっと描かなくていいんだ」ってなって、しばらくゲームしてました。就職してからは仕事に慣れるので精一杯で、しばらく描いてなかったです。
- 当校広報担当:
- 社会人になってからはどうでしたか?
- 八柳さん:
- 仕事に余裕が出てきた頃に、休憩時間にスマホ触ってるのももったいないなって思って、タブレットとペンを職場に持ち込んで描き始めました。仕事始めて半年くらいです。
- 当校広報担当:
- それは漫画を描いていたんですか?
- 八柳さん:
- 漫画です。仕事の合間も、帰ってから寝る前までずっと描いてた時期もありました。ただ、仕事が増えて忙しくなると描けなくなる、の繰り返しですね。余裕がある時にペンを握る感じです。
学校で得たもの:「漫画として成立させる」力
- 当校広報担当:
- 学校に入って「良かったこと」って何かありますか?
- 八柳さん:
- 漫画をちゃんと描けるようになったことです。入学前に初めて「ちゃんとした漫画」を描いたんですけど、背景もなくて、コマ割りも何も分からなくて。
- 当校広報担当:
- 最初はそうですよね。
- 八柳さん:
- 学校に入って、最低限「漫画として成立させる」ための知識を教えてもらったのが大きかったです。コマの割り方とか、見せ方とか。あれは今の財産ですね。学校に入ってなかったら、今よりもっと自己満足のまま終わってたと思います。
- 当校広報担当:
- やはり作品の完成度は格段に上がったということですかね?
- 八柳さん:
- はい。同人誌を出すとしても、いろんな人の中に混じっても遜色ないくらいにはできるんじゃないかな、って思えるようになりました。
現在の仕事:半導体関連装置の製造で活きる「手先の感覚」
- 当校広報担当:
- ちなみに今のお仕事はどんな内容ですか?
- 八柳さん:
- 半導体を作る装置を作ってます。ガスを流して薄い膜を作る工程があるんですけど、そのガスを流す装置の組み立てとか、配線とか。バルブを取り付けたり、ガス漏れないようにガスケット付けたり、エアーをつないでオンオフを制御したり。
- 当校広報担当:
- 確か、工業高校出身でしたよね。そこで学んだことも活きているんですかね?
- 八柳さん:
- ケーブルを加工して、指定の長さで切って、先端処理して、っていう作業は工業高校でよくやってたので、そこは活きてますね。
安定と創作の両立:就職という選択は「逃げ」じゃない
- 当校広報担当:
- それでも「生活を安定させたい」っていう判断で就職した?
- 八柳さん:
- そうですね。博打したくないというか、安定志向なので。締め切りに追われるのがすごい苦手だなって、在学中に思って。土日もずっと頭から離れない感じがして、心が休まらない。それなら、安定してからでも遅くないと思って就職しました。
- 当校広報担当:
- 漫画は「やめた」じゃなくて「続いてる」んだよね。
- 八柳さん:
- 描きたい気持ちはずっとあります。
安心して挑戦してほしい、その先に成長がある
- 当校広報担当:
-
学校職員としては「描きたい気持ちがずっとある」って言ってくれると、何だか嬉しいです!
では、最後にこれから社会に出ていく学生たちに一言メッセージをお願いします! - 八柳さん:
-
「体力づくり」はしておいて損はないかなと思います!
自分はどちらかと言えば手先を動かす方の仕事ですが、じゃあ体力はそこまで必要ないかといえば全然そんな事はありません。
手先を動かす仕事は精神を削るので、そこで体力を持っていかれますし、身体を動かす仕事は言わずもがなです。
なので、どんな仕事をする上でも、「体力」はかなり大事だと思います。
自分は体力全然ないので毎日ヒィヒィ言っていますが…(笑) - 当校広報担当:
-
どの仕事をする上でも、身体が資本ですからね。
本日は、企業で働くという生活の土台がある中で、創作活動を続けている八柳さんへのインタビューでした。リアルなお話をありがとうございました!
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